″作りおきおかず″でらくらくパン食⑪
おいしい簡単ヘルシーパン食 NO.28(2011年11月号)
肌寒い季節になってきましたので、体が温まる料理をパンメニューに取り入れます。『作りおきおかず』第4弾として今回と次回の2回にわたって"牛すじ肉の煮込み"をご紹介します。パンに合わせる煮込み料理としては煮込みハンバーグ、ビーフシチューなど洋風の煮込みが一般的ですが、これからご紹介する醤油味で煮込む和風のおかずもリーンなパンと合います。
また、日本酒・焼酎などのアルコールとパンを食べ合わせしやすいように、甘辛の味噌ディップを塗ったパン・ド・カンパーニュをカリッとトーストさせました。それぞれのコンビネーションが良いので、是非和風の煮込みとリーンなパンを一緒に食べ合わせしてはいかがでしょうか。
『作りおきおかず④』』牛すじ肉の煮込み
牛すじ肉は下処理に手間と時間がかかりますが、圧力鍋を使うことに短時間で牛すじ肉がやわらかく調理できます。今回のように一度に多めの牛すじ肉を下処理して小分け冷凍することで、おでん・カレーにもすぐに利用できて便利です。
材料:4人分×3セット
牛すじ肉 | 900g |
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生姜 | 20g |
玉ねぎ | 1個 |
料理酒 | 20ml |
水 | 2カップ |
作り方
- 鍋の水を沸騰させて牛すじ肉を入れます。表面に出てきたアクをすくい取り、アクがなくなってきたら茹でこぼして牛すじ肉を水で丁寧に洗います。
- 圧力鍋に1と生姜、玉ねぎ、料理酒と水を入れて、圧力(強)で10分煮ます。
- 自然冷却した後、フリーザーバッグに小分けパックして冷凍庫に入れて保存します。
牛すじ肉と根菜の煮込み
材料:4人分
牛すじ肉の煮込み* | 1パック |
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→作り方は上記のレシピをご覧下さい。 | |
大根 | 5cm |
にんじん | 小1本 |
ごぼう | 1本 |
水 | 800ml |
だしの素 | 1パック |
☆料理酒 | 20ml |
☆みりん | 大さじ2 |
☆醤油 | 大さじ1 |
☆食塩 | 小さじ1/4 |
長ネギ | お好み |
作り方
*"牛すじ肉の煮込み"は半日前に冷蔵庫に入れて解凍しておきます。
- 大根、にんじん、ごぼうは乱切り、長ネギは輪切りにします。
- 鍋に解凍した"牛すじ肉の煮込み"、1の大根、にんじん、ごぼうを入れてやわらかくなるまで煮ます。
- 2の鍋に☆印の調味料を加えて、弱火でコトコトと20分ほど煮込みます。
- 器によそって、輪切りに切った長ネギをたっぷりとかけたら出来上がりです。
味噌ディップ
材料:2人分
☆マーガリン | 4g |
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☆はちみつ | 4g |
☆味噌 | 8g |
お好きなパン | 160g |
作り方
- 容器に☆印を入れて、よく混ぜ合わせておきます。
- パンをお好みの厚さにスライスします。今回はパン・ド・カンパーニュを1cm幅にスライスしたものに、1のペーストを塗って、オーブントースターでこんがりと焼きます。
水菜のカリカリしらすサラダ
材料:2人分
水菜 | 1/4パック |
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玉ねぎ | 1/8個 |
しらす | 大さじ2 |
ポン酢醤油 | 小さじ1 |
ごま油 | 小さじ1/3 |
トマト | 小1個 |
作り方
- 水菜は3cm幅にカット、玉ねぎは薄くスライス切り、トマトはダイスにカットします。
- しらすはフライパンでカリカリになるまで乾煎りします。
- ボウルに1の水菜と玉ねぎをポン酢醤油とごま油で和えておきます。
- 器に3の野菜を盛りつけて、②のしらすを散らしてトマトを飾ったら出来上がりです。
今月の食材(ごぼう)
ごぼうの主成分は炭水化物で、その大部分が食物繊維。ごぼう100g当たりには5.7gに含む食物繊維の多い野菜です。消化吸収されない食物繊維は胃腸をきれいに掃除し便秘を改善、大腸ガンの予防になると同時に悪玉の腸内細菌の繁殖を防ぎます。また、水溶性食物繊維には悪玉コレステロールを排出する働きや、血糖が急激に上昇するのを防ぐ働きもあるため、動脈硬化や糖尿病の予防に役立ちます。
パン食メニューの栄養成分
エネルギー | 570 kcal |
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たんぱく質 | 34.9 g |
脂 質 | 8.7 g |
炭水化物 | 62.2 g |
ナトリウム | 1212 mg (食塩相当量 3.0 g) |