No.266 タミさんのパン焼器でフレンチトースト
パンでクッキング
どんなパンでもサンドイッチにできる。
タミさんは、宮城県石巻市在住 及源社長のおばあさまにあたります。太平洋戦争の後、物資の少なかった時代にジェラルミン製のパン焼器を手に入れたタミさんは、子供たちにサツマイモやカボチャを使いパンを焼いていました。当時は、小麦粉を使った膨らんだ食べ物はパンと呼ばれていました。
このパンの味わいが懐かしく、及源鋳造株式会社で復元。当時のパン焼器と比べて少々重くなりましたが、熱の伝わりもじわじわと調子良く、表面は少しカリッと中はふっくらしっとり素朴な味わいが今、タミさんの曾孫たちにも喜ばれています。
【タミさんのパン焼器はガスで焼けるパン焼器です】
ガスレンジは火加減も機種によって違いがあり、お客様それぞれのちょうどいい「とろ火」具合を見つけ、見守りながら作ることになります。レシピに掲載している時間も「およそ」です。何度か試して「ちょうどいい」をみつけていただくのが「タミさんのパン焼器」です。
スイッチオンで出来あがるものではないので、ガスの場合は、すこし手間がかかります。火加減を気にしながら、そっと見守って焼きあげる、この手間ひまかける時間も含めて懐かしい温かさをかもしだします。ロングセラーの秘密は、このアナログ感にもあるのかもしれません。
材料
パン | 150g |
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牛乳 | 500~700ml |
卵 | 3個 |
りんご/バナナ/砂糖/バニラエッセンス |
作り方
- パンを小さくちぎります。
- 牛乳と卵・砂糖・バニラエッセンスを混ぜたものにパンを加えます。砂糖はパンによって加減します。
- りんごは小さく切り、電子レンジなどにかけ、煮りんごにします。
- パン焼器にバターをたっぷり塗ります。
- 浸したパンと煮りんご、バナナを交互に入れます。
- 弱火で約30分焼きます。
- 型から出して、粉糖をかけます。