地産地消メニュー 〜千葉県〜
おいしい簡単ヘルシーパン食 NO.6(2010年1月号)
千葉県の農産物で作ったおかずとスープを組み合わせました。近年、食料自給率の向上、環境保護のために“地産地消”が注目されています。しかし、地産地消を活かしたメニューのほとんどは“ごはん食”です。ご当地パンは見かけられますが、パンに合うおかずにも地元の野菜や畜産物をもっと取り入れることが可能だと思い、当研究所から近い千葉県産の農産物を使ったパン食にしました。例えば、千葉の特産品である落花生をサラダに、銚子港で水揚げされる真イワシを使った味付けした缶詰をコロッケに活用しました。また、9月頃が収穫時期であるさつま芋、ごぼうなどもパンメニューに合うよう調理して組合せました。
秋の彩り野菜サラダ
材料(5人分)
レタス | 3枚 |
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水 菜 | 1/2パック |
きゅうり | 1本 |
ミニトマト | 1個 |
ピーナッツ | 10粒 |
ごぼう | 1本 |
さつまいも | 1/3本 |
揚げ油 | 適宜 |
作り方
- ごぼうとさつまいもは約2mmのスライスに切って、水でアクをとります。水気をきって、クッキングペーパーの上に広げて乾燥させます。
- レタスは1cm幅、水菜は3cm幅、きゅうりはせん切りにします。ピーナッツは好きな大きさに包丁で刻みます。
- 1のさつまいもは素揚げ、ごぼうは塩・コショウをして片栗粉をまぶして揚げます。
いわし入りコロッケ
材料(6人分)
じゃがいも | 3個 |
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玉ねぎ | 1/4個 |
味付いわし缶詰 | 1缶 |
大葉(しそ) | 5枚 |
塩・コショウ | 適宜 |
小麦粉、卵、パン粉、揚げ油 |
作り方
- じゃがいもは皮をむいて茹でてつぶし、玉ねぎはみじん切りにしてフライパンで炒めます。
- ボウルに1といわし缶詰、せん切りにした大葉を加えて塩・コショウして6等分してから、小麦粉、卵、パン粉の順に衣をつけて、揚げ油でこんがりとキツネ色になるまで揚げます。
かぼちゃのポタージュ
材料(5人分)
南瓜 | 1/4個 |
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玉ねぎ | 1/5個 |
人参 | 1/3本 |
オリーブ油 | 大さじ1 |
コンソメ | 1個 |
水 | 200ml |
牛乳 | 300ml |
生クリーム | 20ml |
塩・白コショウ、クルトン |
作り方
- 南瓜は皮をむいて一口サイズに、玉ねぎ、人参は薄切りにします。
- 鍋に火をかけ油を熱し、玉ねぎ・人参を入れて玉ねぎが透き通るまで炒めます。
- 2に南瓜・水・コンソメを入れて中火で南瓜がやわらかくなるまで火にかけます。
- 3をミキサーにかけてなめらかにして鍋にもどし、牛乳、ホワイトソース、生クリームを加えて温めて塩・コショウで味をととのえます。
このパン食メニューのエネルギーは684kcalです。その他の栄養成分、そして、1日に必要な栄養素の目安量に対するこのパン食のビタミン・ミネラルの充足率をレーダーチャートで示しました。ビタミンA・Eの豊富なかぼちゃはポタージュにすることで抗酸化ビタミンの補給ができます。また、コロッケに入れたいわし(青魚)には、血中のコレステロールや中性脂肪を減らす働きのあるDHA・EPAが豊富に含まれています。いわしの臭いが気になる人でも食べやすいように、刻んだ大葉をコロッケに入れています。 一般的にパンはハム・ベーコンといったお肉と組合せることが多いと思いますが、このパン食メニューのように、イギリスパンにサラダ、いわし入りコロッケをサンドして召し上がってもらうなど、たまには、お魚のおかずとパンを組合せて美味しく食べましょう。
パン食メニューの栄養成分と
ビタミン・ミネラルの充足率
エネルギー | 684 kcal | |
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たんぱく質 | 22.3 g | |
脂 質 | 21.5 g | |
炭水化物 | 99.7 g | |
ナトリウム | 1472 mg (食塩相当量 3.7 g) |