和のおかずと一緒に⑥ 和の″おつまみパン″
おいしい簡単ヘルシーパン食 NO.13(2010年8月号)
1食分の野菜量:160g
*1日に必要な野菜量は350gです。
夏向けの“おつまみパン”を紹介します。蒸し暑くビールが美味しいこの季節に、お酒に合うディップとおつまみ感覚で食べやすい野菜料理のセットを考えました。食事パンは幅広い具材と組み合わせしやすいため“おつまみパン”に向いています。また、これらのパンはカットする厚さやスライスする向きによって食感の変化を楽しめます。食事パンからお酒に合う“おつまみパン”へ変身させて、ひと味違う美味しさを見つけましょう。
A.枝豆わさびディップ
材料:作りやすい量
冷凍枝豆 | 150g |
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木綿豆腐 | 100g |
マヨネーズ | 大さじ2 |
しょうゆ | 大さじ1/2 |
わさび(チューブ) | 小さじ1/2 |
作り方
- 木綿豆腐はキッチンペーパーなどで軽く水切りする。枝豆は耐熱皿などに入れラップをしてレンジで2分くらい加熱します。
- 全ての材料をフードプロセッサーに入れてペースト状にします。味見をして、必要であれば塩を加えて味をととのえます。
*1cmの厚さに切ってトーストしたライ麦、全粒粉のパンに、枝豆わさびディップは合います。
B.トマトとしその和風ディップ
材料:作りやすい
トマト | 大1個 |
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玉ねぎ | 1/10個 |
大葉 | 4枚 |
ごま油 | 大さじ1/2 |
醤油 | 大さじ1/2 |
砂糖 | 小さじ1/2 |
作り方
- トマトは1cm角に切ってザルで水気をしっかりきります。大葉はせん切り、玉ねぎはみじん切りに刻みます。
- 1にごま油、醤油、砂糖を混ぜ合わせ、食べる直前まで冷蔵庫で冷やします。
*1.5cmの厚さにスライスしてトーストしたフランスパンにトマトとしその和風ディップをたっぷりのせましょう。
C.高菜炒め&チーズトースト
材料:作りやすい量
高菜の漬物 | 50g |
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油 | 小さじ1 |
♥砂糖 | 小さじ1 |
♥だし醤油 | 大さじ1/2 |
♥酒 | 大さじ1 |
スライスチーズ | 2枚 |
炒りごま | 大さじ1 |
作り方
- 高菜漬けは塩分が強い場合は、切る前に水で洗って細かく切って水気を軽く絞ります。油を入れたフライパンで高菜を炒め♥印を入れて混ぜ合わせて火を止めます。 ※1cmの厚さにスライスしたライ麦、全粒粉のパンに高菜炒め、スライスチーズ、そしてごまをのせてトーストします。高菜とチーズの組合せがパンに合います。
お刺身とバゲット
意外な組合せですが、わさび醤油をつけたお刺身をスライスしたバゲットにのせると酒の肴“おつまみパン”になります。わさび醤油の他に、塩、胡椒、オリーブ油でマリネしたり、ルッコラや玉ねぎを一緒にのせたりと、お酒を飲みながらバゲットにのせて手軽に楽しめます。
野菜たっぷり生春巻き
野菜を使ったディップを紹介しましたが、それらの野菜だけでは1食に摂りたい野菜量には届きません。そこで、パンのある食卓でも一緒に楽しめる“野菜たっぷり生春巻き”をおすすめします。ライスペーパーに刻んだ野菜をたっぷりと包むことができ、ビールに合うスィートチリソースと一緒にたくさんの野菜を摂ることができます。
材 料:4人分
レタス | 5枚 |
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貝割れ大根 | 1パック |
にんじん | 1/3本 |
きゅうり | 1本 |
アボカド | 1/2個 |
ライスペーパー | 8枚 |
スィートチリソース | スィートチリソース |
作り方
- レタス・にんじん・きゅうりはせん切り、アボカドは半分にカットして5mmの厚さにスライスします。
- ぬるま湯にライスペーパーを10秒つけてから、水で湿らせたキッチンペーパーの上にのせます。そして、ライスペーパーの上にレタス、にんじん、きゅうり、貝割れ大根を横長に置き、その上にアボカドを置きます。
- 巻き寿司のように下から上へくるくると巻きます。
- 3の生春巻きを食べやすい大きさにカットしてお皿に盛りつけ、スィートチリソースまたは好きなドレッシングを小皿に入れて出来上がりです。
パン食メニューの栄養成分
エネルギー | 720 kcal |
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たんぱく質 | 27.1 g |
脂 質 | 18.0 g |
炭水化物 | 86.4 g |
ナトリウム | 1618 mg (食塩相当量 4.8 g) |
ポイント
●お酒を飲む時には少なくても2〜3品の野菜料理を
お酒のおつまみとして鶏唐揚げ、フライドポテトなど油っこいものや塩気の多いものが多いですが、カラダの健康のためにヘルシーで低カロリーなものを選ぶように心がけましょう。 アルコールは肝臓で処理されますが、その際にたんぱく質とビタミンB群、ビタミンCが必要になるので、飲酒時はおつまみになる野菜料理も2〜3品選んで肝臓をサポートしましょう。
例えば、たんぱく質やビタミンB群を含む枝豆や豆腐を使った“枝豆わさびディップ”は肝臓への負担を減らすことができます。また、他のディップに使用したごま油・炒りごまにはセサミンという成分はアルコールの分解を促進する作用があります。