″作りおきおかず″でらくらくパン食⑦
おいしい簡単ヘルシーパン食 NO.24(2011年7月号)
蒸し暑い日が続くと、あっさりした麺類や冷たい飲み物ばかりを摂りがちです。このような食事が続くと、胃腸が弱ったり栄養が偏ったりと夏バテの原因になります。そこで、カレーのような食欲増進に役立つスパイス(香辛料)が効いた料理を用いるなど、食事でスタミナアップを図り暑い夏を乗り切りましょう。また、前回ご紹介した作りおきおかず②"ラタトゥイユ"を加えることで、食事全体の野菜量がぐっと増えて、さらには野菜本来の旨味もプラスされるので、より美味しく栄養価も高いキーマカレーが簡単に作れます。この野菜たっぷりのスパイシーキーマカレーにナン、そしてビールを組み合わせてみてはいかがですか。
野菜たっぷりキーマカレー&ナン
キーマカレーとはひき肉を用いたインドカレーの1つですが、このキーマカレーに"ラタトゥイユ"を加えることで、トマトの酸味と旨味が合わさりマイルドな辛さと味わいが深くなります。
材料:2人分
鶏ひき肉 | 50g |
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玉ねぎ | 1/4個 |
サラダ油 | 大さじ1/2 |
カレー粉 | 4g |
ラタトゥイユ* | 370g |
ナン | 2枚 |
*レシピの詳細についてはおいしい簡単ヘルシーパン食 NO.23をご覧下さい。 |
作り方
- 鍋にサラダ油を入れて熱し、みじん切りにした玉ねぎと鶏ひき肉を炒めます。玉ねぎが透明になってきたらカレー粉を振りかけてさらに炒め合わせます。
- 1の鍋からカレーのいい香りがしてきたら、ラタトゥイユを加えて一煮立ちさせたら出来上がりです。
〜調理のポイント〜
カレー粉は、さまざまな香辛料を混合したものです。主としてターメリック、サフラン、パプリカなどで色をつけ、クミン、ナツメグ、ガーリック、クローブ、フェンネルなどで香りをつけます。このようなスパイスには、体を温めて胃腸の働きを整え、食欲を増進させる働きがあります。
アンチョビポテト
材料:2人分
じゃがいも | 小2個 |
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マヨネーズ | 大さじ2 |
アンチョビ | 小さじ1/2 |
粒マスタード | 小さじ1/3 |
塩 | 少々 |
作り方
- じゃがいもをよく洗ってから皮ごとラップでふんわりと包み、電子レンジで約2分30秒(電子レンジによって異なります)加熱します。
- 1のじゃがいもをラップから取り出し、キッチンペーパーを使って皮を剥いて、一口サイズにカットします。
〜今月の旬(茄子)〜
茄子の大部分94%は水分であり主な栄養素は糖質、ビタミン・ミネラルは他の野菜と比べてあまり多くはありませんが、カラダの熱を取る作用があるため暑気払いにぴったりな食材です。また、茄子の皮に含まれるアントシアニン色素はポリフェノールの一種で、コレステロールを下げ、がんや動脈硬化の予防に役立ちます。さらに、茄子を切った時に切り口が黒ずむアク、これは「クロロゲン酸」と呼ばれるポリフェノールで、ワインと同様に、コレステロールを下げる働きをもっています。
茄子の美味しい時期は6月から9月で、漬け物・焼き茄子・煮付け・炒め物など色んな調理に向いており、漬け物ではきゅっきゅっ、煮付けではとろーっとするなど様々な食感が楽しめる野菜です。
パン食メニューの栄養成分
エネルギー | 644 kcal |
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たんぱく質 | 19.5 g |
脂 質 | 15.0 g |
炭水化物 | 87.1 g |
ナトリウム | 1017 mg (食塩相当量 2.6 g) |