ベーカリーカフェメニュー⑧『パンサラダ2種類』
おいしい簡単ヘルシーパン食 NO.37(2012年8月号)
今回は、この季節にぴったりな"パンサラダ"を2種類ご紹介します。暑い日が続くと火を使った料理はなるべく避けたいものです。そこで、ささっと作れるパンサラダをおすすめします。まず、1つめの『パンサラダ』はレタス・トマトなど様々な野菜とこんがりとトーストしたバゲットにドレッシングがたっぷりとかかっているもので、カフェメニューで見られるタイプです。もう1つは『パンツァネッラ』という冷たくして食べるイタリアのパンサラダです。 どちらのパンサラダもパンと野菜の食感を楽しむことができますが、トーストしたカリカリ感を味わいたい場合は前者のパンサラダを、逆に、しっとりひんやり系を求めている人は後者のパンツァネッラをおすすめします。ちなみに、後者のパンツァネッラの本場のレシピではたっぷりのオリーブオイルを使用しますが、今回のドレッシングの内容をアレンジしました。パンツァネッラ1食あたりが約220kcalと低カロリーでありながら、1日に摂りたい野菜の約4割(130g)を摂ることができます。
パンサラダ
材料&作り方:2人分
- レタス(4枚)はざく切り、きゅうり(1/3本)は輪切り、トマト(1/2個)はざく切り、紫玉ねぎ(1/6個)は薄くスライスして水にさらします。
- フランスパン(80g)*は食べやすい大きさに包丁でカットして、食べる直前にトーストします。1cm幅に切った厚切りベーコンをフライパンでかりかりになるまで炒めます。
- 器の1の野菜、2のパンとベーコンをのせた上から温泉たまごを割り入れて、最後にドレッシングをかければ出来上がりです。
【温泉たまご 】
鍋に湯(500ml)を沸騰させたら、火から下ろして水(100ml)をと卵を入れて蓋をして12分置いたら、冷水につけます。
【レッシング 】
ボウルに白ワインビネガー(大さじ1/2)、マスタード(小さじ1/2)、レモン汁(大さじ1/2)を入れてよく混ぜます。次に、オリーブオイル(大さじ2)を少しずつ加えながらホイッパーで撹拌した後に、塩・胡椒で味を調えます。
パンツァネッラ
材料&作り方:2人分
- パン(80g)は一口大にちぎってボウルに入れて、水(50ml)をかけて2分おいてからパンをしっかり絞ります。
- 紫玉ねぎは薄くスライスして水にさらし、きゅうり(1/2本)は輪切り、トマト(1個)はざく切りにします。バジル(1枝)は葉を摘み取り手でちぎります。
- 1のボウルに②の野菜、にんにく(1/2かけ・みじん切り)、黒オリーブ(輪切り・20g)を加えて、さらに、下記のドレッシングを全体に和えるようにざっくりと混ぜ合わせ、冷蔵庫で30分くらい冷やします。食べる時に、器に盛りつけバジルの葉を飾って出来上がりです。
【ドレッシング 】
ボウルにりんご酢(大さじ1)、コンソメ(小さじ1/3)、水(30ml)を加えてホイッパーで混ぜます。そこに、オリーブオイル(大さじ1)を少しずつ入れながら撹拌させ、味を見ながら塩・胡椒で調えます。
☆サラダはドレッシング選びでも差がつく!
サワークリームは生クリームを乳酸菌で発酵させることで作る脂肪分に富む乳製品でさわやかな酸味とコクがあるため、ディップのベース、あるいはスモークサーモン・いくらなどの魚介類、ボルシチに添えたりと活用されています。ただ、生クリームから作られるサワークリームは脂肪分が高いため摂り過ぎには注意しましょう。そこで、量を気にせずにたっぷり使えるものとして上記のヨーグルトディップがおすすめです。程良い酸味とヨーグルトから乳清を取り除くことでコクが増します。また、サワークリームに比べてカロリー1/3、脂質は1/5くらいまで抑えることができます。
ドレッシング(大さじ1程度)の栄養成分
1食分 | エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食塩相当量 | |
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パンサラダ用ドレッシング | 15 g | 85 kcal | 0.1 g | 9.0 g | 0.4 g | 0.1 g |
パンツァネッラ用ドレッシング(ヘルシー版) | 15 g | 32 kcal | 0.0 g | 3.3 g | 0.3 g | 0.2 g |
市販:フレンチドレッシング | 15 g | 61 kcal | 0 g | 6.3 g | 0.9 g | 0.5 g |
市販:ノンオイル青じそ | 15 g | 3 kcal | 0.2 g | 0 g | 0.2 g | 0.2 g |