パンのはなし

おいしさの秘密おいしさの秘密

Q5 パンが大好きな県民は?

  1. Q1 おいしさの秘密はタンパク質? 
  2. Q2 塩なしのパンは? 
  3. Q3 水の性質で変わる? 
  4. Q4 東西で食パンの好みも違う? 
  5. Q5 パンが大好きな県民は? 

 地域によって食べ物の嗜好が異なります。宇都宮市と浜松市は、餃子の購入全国一で競い合っているのが有名になりましたが、清酒は新潟市・焼酎は宮崎市、和生菓子は金沢市・カステラは長崎市というように、その地の食文化が反映されています。
 さて、パンの購入が一番多いのはどこでしょうか?総務省「家計調査(2人以上の世帯)」の都道府県庁所在市及び政令指定都市別ランキング(2016~18年)によれば、金額で神戸市、数量で大津市です。2位は、金額で京都市、数量で堺市となっています。3年平均ではなく単年でみると順位の入れ替えが激しくて、2008年にそれまで購入金額で一番であった京都市を神戸市が上回りましたが、2014年~2016年は再び京都市が上回り、2017年は大津市、2018年は大阪市となっています。購入数量では、2013年に京都市が神戸市を上回りましたが、2017年は大津市、2018年は大阪市となっています。
パンの消費は、西高東低、パンが市販されるようになった明治時代以降、西洋の新しい食べものを積極的に受け入れた関西に軍配があがります。このことは、例えばソースにも見られます。関西では、ソースと云えばウスターソースです。関東で一般的な中濃ソースが誕生したのは、昭和30年代です。早くから食卓にソースを取り入れた関西では、ウスターの方が主流です。因みにソースの全国一の消費地は、お好み焼きの消費が多い広島市です。
 神戸市に再び首位を奪われましたが、京都市が2位。神戸市ならイメージぴったりですが、京都市というのは意外に思われる方が多いのではないでしょうか。京都市が何故パンの消費が多いのか、理由を京都府パン協同組合理事長にお尋ねしたところ、「京都人は、合理的で新しい物が好き、だからと云うべきか、より選りの伝統あるものがたくさん残っている。また、京都市の街中は職人の町でもあるため、おやつを提供するのに、手軽に食べられるパンが好まれたのではないか」ということでした。この事を裏付けるように、食パン(食事系のロールパンやフランスパンを含む)では、購入金額で神戸市がトップで京都市は16位、食パン以外のパンでは京都市がトップになっています。
 進取の気風を持つ京都人に負けないように、皆さまも美味しく手軽に食べられるパンをたくさんお召し上がりください。

パンの都市別消費ランキング

パン
金額(円) 数量(g)
全国 30,268 全国 44,822
神戸市 37,951 大津市 55,602
京都市 37,553 堺市 55,553
大阪市 36,853 京都市 55,550
堺市 36,736 大阪市 54,830
大津市 35,931 岡山市 53,925
岡山市 35,709 神戸市 53,061
奈良市 34,501 名古屋市 51,596
東京都区部 34,399 広島市 51,408
広島市 34,257 奈良市 50,298
横浜市 34,106 和歌山市 49,136
パンの消費金額ランキング
パンの消費数量ランキング

食パンの都市別消費ランキング

食パン
金額(円) 数量(g)
全国 9,125 全国 19,518
神戸市 12,563 名古屋市 24,924
松江市 11,624 堺市 24,438
奈良市 11,495 和歌山市 24,201
和歌山市 11,233 奈良市 24,127
堺市 11,184 鳥取市 24,080
高知市 11,058 神戸市 23,595
大津市 10,922 松江市 23,204
鳥取市 10,857 大阪市 23,050
大阪市 10,857 大津市 22,846
横浜市 10,745 高松市 22,558
食パンの消費金額ランキング
食パンの消費数量ランキング

他のパンの都市別消費ランキング

他のパン
金額(円) 数量(g)
全国 21,143 全国 21,836
京都市 27,435 岡山市 27,946
岡山市 26,266 京都市 27,239
大阪市 25,996 大阪市 27,199
堺市 25,553 堺市 27,027
神戸市 25,388 大津市 26,036
大津市 25,009 神戸市 25,705
東京都区部 23,906 広島市 24,641
広島市 23,617 松山市 24,552
松山市 23,590 徳島市 24,064
福岡市 23,548 千葉市 23,887
食パン以外の消費金額ランキング
食パン以外の消費数量ランキング

最終更新日:2019年4月3日